【数字やエビデンスはうそをつかない 逗子市の税金のバラマキ、垂れ流し事情】

未曽有の物価高に直面している我々にとっては、生活防衛の知恵として、例えば、価格ドットコムなどを活用して、どこが安いか見比べる。


モノ不足、物流停滞でモノによっては、早く調達できる中古の方が安い、あるいは定価で購入しなければならないという場合も生じているが、多くのケースでは、2割から3割程度は定価よりも安くならないかと普通のひとならば考えるはずだ。


公共事業の落札比率は100%に近いほど、定価で購入しているのと同じであり、数字が低いほどコスト節減につながる。


下の落札金額、特に、工事の入札結果について、一般競争入札の落札比率をみても、私が市長を退任した平成18年度は79.0%と、約2割以上ディスカウントしていたものが、令和3年には17.2%も跳ね上がっている。


中でも桐ケ谷市政になってから令和元年の85.3%から10%以上も跳ね上がった。



今週は逗子市議会で決算特別委員のひとりとして、調査。


そして、今日は総括質疑を行う。


今回、主に、随意契約、別の言葉に置き換えれば1社独占で事業を発注し、いわば、逗子市が事業者にぼられやすい、あるいはぼられがちな事業について調査をするために、庁内のすべての39セクションに対し、本来競争入札をしなければならない契約金額130万円以上の「随意契約理由書」を請求、ヒアリングした。


その中でも、今回、特に問題だと強く思ったのは、令和3年に実施した緑地管理伐採業務委託(30か所)、金額5254万2600円だ。


随意契約をするときは、下記の随意契約理由書を各セクションは作成しなければならない。

この事業目的自体は、とてもよいことだと思う。


倒木の危険から市民の生命や財産を守ろうとすることが目的で、特に、池子のガケの崩落事故で女子高生が亡くなられた事故を受け、そのような事故を未然に防ごうとする内容である。


ところが、この大義を盾に、市内事業者にお金をばらまくような使い方をしてはいけない。


ヒアリング調査では、随意契約にしているだけでなく、市内の6事業者に順番にまわして発注していたなどというのだ。


なるべく均等に発注したというが、受注金額(万円以下端数はカット)にはばらつきはある。


1.望月産業 1379万円

2.勝巳建設 1041万円

3. 高幸建設 947万円

4.岩澤土木 879万円

5.ホーム庭園ヤスダ 592万円

6. 相洋建設工業 413万円


なぜ、入札をかけずに、競争の原理を働かせることなく、市内の事業者に順番にまわして発注をかけたのか。


しかも、桐ケ谷市長は、このバラマキ的な工事を、令和2年の約2720万円から、5250万円に倍増させてきた。


担当者は、「緊急性」ということを大義に、最短で約1か月かかる入札にはなじまなかったなどと釈明する。


しかし、30か所の工事の使用前、使用後の現場写真(下にピックアップ)をすべてチェックしたが、あいみつすら取る時間がなかったというようには、私には見えない。


なぜ、私がせめて、あいみつやプロポーザル公募採用するなどして、市内事業者を一定、競わせてコストを節減すべきと思うか?


このように担当者にヒアリングしたら、「財政状況を考えてですか?」と応えていたが、財政状況以上に、同じコストで、もっと多くの逗子市民の生命や財産を守ることができるからだ。


例えば、令和3年度は約5200万円かけて、30か所実施したが、競争の原理を働かせて2割コスト削減できれば、36か所の工事を実施できたことになる。


つまり、税金のバラマキ、垂れ流しにより、6か所分、市民の生命や財産を危険性にさらし続けているともいえる。


もし、他に危険性がある場所が無いならば、1040万円分を他のサービスに振り向けたり、その分、借金を減らして利払いを軽減できたかもしれない。


桐ケ谷市長は先日の逗子市議会本会議で、世の中には適正価格が存在し、あまり値を崩すべきではないなどと答弁していたが、逗子市民の税金を市内の事業者にばらまくような事業発注をしてはいけない。


これでは、逗子市がいわば官製談合的に市が工事の順番を取り仕切って、コストを抑え、さらに市民の生命や財産を守る機会を逸失したと外から批判されたとしてもやむを得ない取り組みだったと私には映る。


こういう数字やエビデンスが、平気で見逃されてきたこと、まかり通っていることに、みなさんはどう思うだろうか?


予算ではなく、決算なので、不認定にしても、市長には痛くも痒くもないかもしれない。


しかし、私は、市民から選ばれた議員として、これら以外にも多数の税金の無駄が散見されるため、到底、承認できるわけがないと重く受け止めている。