1936年生まれの高橋ミツタカさんの試作品を公開しています(90秒程度の内容ですが、この積み重ねで映画はできます)。
高橋さんの生まれた年のベルリン五輪を撮影して、『オリンピア』でヴェネチア国際映画祭で最高賞を受賞したレニ・リーフェンシュタール監督は90歳のときに水中撮影に挑み、100歳のときに世界最高齢の水中ダイバー監督作品を完成させたとされています。
もともと若い頃から映画の天才で、100歳で監督を務めたレニさんや逗子市に住んでいた新藤兼人監督のように100歳で死ぬ間際まで映画を撮っていたという方はこれまでも存在しています。
しかし、会社を定年後に趣味として始めた方が80歳を過ぎて映画監督になろうとするケースはあまり聞いたことがありませんでした。
技術革新により以前に比べるとはるかに映画・映像制作が容易になったことで高橋さんのような方が増えてゆくことになるかもしれません。とはいえ、実際に80歳を過ぎても、編集ソフトエディウスを習得して映画を製作しようとする高橋さんの志には脱帽しかありません。
それと同時に、はたと気が付けば高橋さんは自分の父親が生きていれば同じ歳。自分の父親は33年前に54歳で急逝したため、感覚がまひしていましたが、生きていたらまだまだ高橋さんのようにこんなことにチャレンジできたのかー、と逆にちょっと切なくなりもしました。
石垣島湘南国際ドキュメンタリー映画祭(後援:横須賀市、横須賀市教育委員会)の映像ワークショップ(基礎講座)は、今後もマゼラン湘南佐島で続きます!!