11月30日に第3次締め切りを終了いたしました、第3回石垣島湘南国際ドキュメンタリー映画祭への作品出品について。
現在、実行委員会において1次審査中ですが、下は高校1年生から、上は79歳のシニアまで、老若男女を問わず、国の内外から多数のご応募をいただきまして本当にありがとうございました。
短編部門14作品、長編部門7作品、計21の作品を、今回はマゼラン湘南佐島会場において2月10日‐12日の3日間の日程で公式上映する予定です。
また、応募作品のうち、公式上映作品にはならなかったものの、顕彰すべき作品として、ジャーナリズム特別賞、短編部門・佳作、長編部門・佳作に該当する11作品を表彰したい考えです。
you-tubeなどの出現により、誰もが映像を簡単に撮影・公開できる時代にあって、映像制作のハードルは大きく下がっています。
このため、応募作品について、手ぶれ、画質、音質が悪いなど、箸にも棒にもかからないような作品はほとんどありません。
子どもでもびっくりするようなカットを撮るケースがあります。
だからこそ、テーマ設定と着眼点に加え、特に構成が大事になってきます。
自分が20代のフジテレビの駆け出しのディレクターだったときも、取材は得意(だったつもり)でも、ストーリーラインの捉え方が苦手でした。
インタビューのポイントを抑えて、どこまで凝縮できるか。
同時に、間をあけて、映像の流れに緩急をつけることができているか。
などなど、言うは易くで実践してゆくには、よほどのセンスか、場数が必要となります。
今回は、映画祭に向けた映像ワークショップを開催し、参加者の中から出品までたどり着いた方もいました。
作業の詰めになると、みなさん、やはり映像の構成で苦労します。
しかし、ここをうまく乗り越えると作品全体が収斂されて、監督としてイイタイコトがより明確になります。
わざわざ、ドキュメンタリー映画祭に応募して来られる方は、よほど志の高い学生か、すでにプロとして映像で食べている、あるいはプロを目指している方ばかりです。
コンペティションですから入選する方とそうでない方が生まれます。
どこの映画祭でも、とんでもない倍率です。
だから、私自身の経験上も選漏れが当たり前の世界で、あそこの映画祭の審査委員は見る目がない、などと思いがち。
しかし、今一度、自分の作品は視聴者を惹きつけたり、気づきを与えるストーリーがきちんと成立しているか、インタビューがだらだら長めになっていないかなどをよく見極める必要があります。
今回、もしダメだった方でも、次回は上記のことを踏まえて対応していただければ道は開けるはずです。
2月の映画祭が終わったら、第4回目の石垣島湘南国際ドキュメンタリー映画祭の応募受付を可及的速やかに開始することにしています。
頑張るクリエイターのみなさんをこれからも応援するために、ずっと続けてゆきたい考えでおります。
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