【不倫(不貞行為)の慰謝料請求の注意点】
- Kazuyoshi Nagashima
- 8月19日
- 読了時間: 3分
更新日:9月17日

けさは不倫の慰謝料請求関係の内容証明郵便を発送。 内容証明郵便の依頼の半分が金返せ系ですが、それに劣らず多いのが不倫の慰謝料請求関係です。 相場は案件により、0ー300万円程度。 一番のポイントは不倫が発覚して離婚になったか。 また、不倫されたパートナーがメンタルになって診断書があるか、そしてどのような診断内容となっているか。 ご主人が不倫した場合、奥さんは妊娠していたかどうか。 不倫相手が奥様が妊娠していたことを知っていた場合、かつ、奥様と面識があった場合などは悪質性が高くなり、それに伴い慰謝料の請求額も上がります。 自分のパートナーに不倫をされて慰謝料請求をする場合に、注意しなければならないのは、W不倫になっていたかどうかということです。 例えば、自分のご主人に浮気されて、相手の女性にもご主人がいた場合。慰謝料請求して相手のご主人にも浮気がばれると、今度は相手のご主人から自分の亭主が慰謝料請求されるリスクがあります。 つまり、奥様がご主人の浮気相手の女性に100万円請求して慰謝料を獲得しても、ブーメランで、相手の女性のご主人から自分の亭主が100万円請求されてしまうことがあるということです。不倫の慰謝料の請求については、相手方が結婚しているか、独身者かどうかの見極めも大切になります。 慰謝料の相場が0というのはそういうケースです。 相手に浮気されても離婚をしないで婚姻関係を継続する場合は、夫婦は財布が一緒のため、慰謝料請求ブーメランに注意する必要があります。 しかし、その不倫をきっかけに離婚をして、財布が別になるというケースでは、別れる(た)相手にブーメランが帰ってきても、あとは野となれ山となれ、と、W不倫のケースでも容赦なく慰謝料請求される方もいらっしゃいます。 このほか、不倫の慰謝料請求で女性のお客様が悩まれるケースとして、出会い系サイトで知り合った男性が既婚者であることを隠して、お付き合いをしていたケースです。 初めは独身だというので信じていたからつきあっていたのに、半年くらいしたら、その男性がやっぱり妻がいるとカミングアウト。 しかも、妻と別れるからといわれたので女性が不倫関係を継続してしまった場合。 既婚者であることを把握した時点で、その男性とは関係を絶たないと奥様から慰謝料請求されてしまうので注意が必要です。 男女関係にまつわる法的トラブルは永遠のテーマなのかもしれませんが、恋の魔法にかかっていると思わぬ落とし穴がありますので、よく注意して対処されてください。


コメント