【伊東市の二の舞になるのか、小川晶前橋市長】
- Kazuyoshi Nagashima
- 10月22日
- 読了時間: 2分

小川晶前橋市長のホテル密会問題を巡り、前橋市議会の38人中の33人が所属する7会派が直ちに辞職し出直し市長選で民意を問うことを求め、共同で申し入れたと報道がありました。
小川市長が議会の申し入れを拒絶した場合、前橋市議会での不信任決議は議員定数の38人の議員のうち、4分の3以上の数となる29人が賛成すれば成立することになります。
最近は小川晶市長の部下の既婚男性の妻が、弁護士を通じて「小川市長を訴えることは考えていないし、謝罪も望んでいない」と述べ、また、小川市長が市議会や一部市民に続投の意思を示していただけに、33名の議員の意志表示に小川市長は真剣に向き合わなければなりません。
市議会の選択肢としては、静岡県伊東市のように地方自治法100条に基づく調査委員会の設置による調査(共同不法行為と職員の地方公務員法違反との関連調査を含む)を経るか、あるいは第3者委員会の調査もって、小川市長の不信任決議に踏み切ることもできます。
前橋市の出直し市長選挙を実施すれば市民の税金が約9000万円(前回の市長選挙時の決算ベース。ただしこの時は市議補選もセット)もかかります。
このため、私はかねてから市長退職金の返上(2700万円)とボーナス(年間562万7812円)を4年間返上するというくらいの公約を掲げれば、小川晶前橋市長は信任を得られるかもしれません」と指摘してきました。
市民の代表である市議会からの追及が止まない限り、年明けの予算議会の紛糾なども予想されるため、小川市長がいう「報酬の50%削減で市長を任期まで続投」の思惑にも黄色信号がともります。
小川市長と田久保市長の共通点は、万人に理解できない説明を繰り返していること。
しかし、今のところ刑事被告人になる可能性があるかどうかという点では大きな違いがあります。
市議会の大半が約9000万円もかかる市長選挙をやってもいいよというリクエストを小川晶市長にしている以上、小川市長は堂々と市長選挙にうって出られるわけで、一旦辞職して市民の民意を問い、選挙で勝てばリセットされて市長職を続けることができます。
ここで決断のタイミングをまた先延ばしして、不信任、そして議会解散、市議会議員選挙、そして・・・、という悪循環の無限ループに転がり込むかどうか。
小川晶市長の目に田久保眞紀市長の背中はどう見えているのでしょうか。
日本初の女性総理大臣の誕生した直後で、女性のリーダーがどのように立ち振る舞うのか注目を浴びているだけに、小川晶市長の的確な決断が求められています。


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