【Amazonランキング 法律資格部門3位獲得『好きな場所で、暮らしを続ける。』抜粋 行政書士編】

年間300件を超える法務相談や書類作成業務に対応するうちに、私はあることに気がついた。
行政書士は、思っていた以上にリモートワークと相性のよい仕事なのではないか。
開業初年度の年商は、およそ700万円。
2年目には、およそ1300万円になった。
もちろん、これは売上であって、そのまま手元に残る金額ではない。税金や社会保険料、さまざまな経費を差し引けば、手取り額は大幅に減る。
開業当初は、東京・大森にシェアオフィスを構えた。
しかし、お客様との打ち合わせは電話やメールで済むことが多い。
それが分かると、シェアオフィスは早々に解約し、自宅を事務所にした。
固定費はできる限り小さくしたほうが、旅を続ける自由を守ることができる。
こうして行政書士の仕事が、私の旅する暮らしを支えるようになった。
行政書士ができる仕事。例えば、警察に提出する告訴状や告発状の作成も、そのひとつだ。
詐欺の被害に遭った。暴力を振るわれた。SNSで誹謗中傷された――。
相談内容は、それだけではない。
「川に泥水が流れ込んでいる」
「市が川底をコンクリートで固め、魚がすめない川にしてしまった」
そのような相談を受けたこともある。
案件に応じて刑法だけでなく、採石法や漁業法なども調べ、刑事告訴状や告発状を作成して提出する。
開業後、最初のお客様は大阪府の方だった。河川に関する依頼は、長野県や三重県から寄せられた。
仕事を始めた頃は、現地の状況を確認し、担当者と話をするため、遠方の警察署まで直接出向いていた。
こうした出張では、キャンピングカーが大いに役立った・・・
つづく
『好きな場所で、暮らしを続ける。』
長島一由 著 https://x.gd/x7Jyn
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